ラスト、コーション  色|戒

アン・リー監督、トニー・レオン主演の
ラスト、コーション』の先行上映会へ出かけた。


入場時にプレスシートを手渡された。
以前に試写会でもらったことのある
別の映画のプレスシートはパンフレット大の3つ折で
両面にぎっしり映画のことが写真入りで書かれていたので、
てっきりそういう類のものだと思っていた私はビックリ。

パンフレットのような冊子と同じ大きさのポストカード(?)、
映画に関連したチラシや告知など、盛りだくさんだった。

これだけで行ってよかったというものだ。

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まず最初に1月24日に行われた、
ジャパンプレミアの模様を上映。
残念ながらトニー氏、欠席だった模様…残念!
その後、日本版オフィシャルイメージ・ソングを唄う
中孝介さんが登場。「夜想曲-nocturne」を披露。
中さんのインタビューや映画についての見所などを聞いた後、

いよいよ、上映…


1942年の日本占領下の上海において繰り広げられる
特務機関の顔役イー(トニー・レオン)と
彼を暗殺しようとたくらむ女スパイのワン(タン・ウェイ)の物語。


見所は、タン・ウェイの美しく変わっていくさまや
複雑な政情下における立場や心情を
トニー・レオンがしぐさや表情など全身で表現しているさまだろうか。


過激な性描写について話題になっていたので
招待券をもらって出かけた『失楽園』にて、
あまりの生々しさに気分が悪くなり
途中退場した過去を持つ私は正直少々心配だった。
しかし、イーの様々な精神的内面を表現するには
必要な性癖であると解釈できたし、
2人のそれぞれの心情を表現するにあたって
重要なシーンであるのではないだろうか。
いやらしさより、切なさを感じた。


テーマ音楽がなんとも言えず哀愁を誘う。

見終わった後、衝撃のラストに心が揺れた。
そのまま電車の駅まで行ったものの
帰る元気が出なかったくらい…
そのくらい映画の中に入り込んでしまっていた私であった。

出演はイーの奥様役にジョアン・チェン。
93年の『赤い薔薇 白い薔薇』は印象深く、
また『ツイン・ピークス』や『ラストエンペラー』でもおなじみ。
この作品でも有力者の奥様ぶりが素敵。
また、ワンの仲間でリーダー格の男性にワン・リーホン。


トニー・レオンはこの作品のために
母国語ではない北京語を話すために大変な努力をしたそう。
"Filmography"の2007年、2008年の欄に
チェン・カイコーやウォン・カーウァイ(そう来なくっちゃ!)の
名前があったので、
これからの映画の公開もとても楽しみで待たれるところである。

観客は9割近くが女性だった。
トニー・レオンやワン・リーホンのファンだろうか。
息もつかせぬ2時間38分。
色々と考えさせられ重い映画だが、見ごたえ十分であった。



ちなみに…19時15分開始、30分ほどのイベントの後、上映。
終了し、映画館を出た時には22時30分を回っていた。

外は私の気持ちがわかっているかのように
冷たいみぞれまじりの雨が降っていた…


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原作はラスト、コーション 色・戒 (集英社文庫 チ 5-1) (集英社文庫 チ 5-1)
一度読んでみるのもいいかもしれないと思った。