花のように …美術・音楽・映画鑑賞日記…

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zoom RSS ラフマニノフ ある愛の調べ

<<   作成日時 : 2008/05/28 18:58   >>

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映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』を観に行った。
監督はバーヴェル・ルンギン。
セルゲイ・ラフマニノフ役にエフゲニー・ツィガノフ。
ラフマニノフ役の人の顔の雰囲気が
CDのジャケットなど(例:ラフマニノフ:自作自演集)でみる
ラフマニノフとよく似ているので上手に探したものだと感心した。

画像


ラフマニノフをめぐる愛の物語。
エンドロールに注釈があったがフィクションである。



彼をめぐる3つの愛が淡々と描かれている。
アメリカ亡命後のことと、ロシア時代のことが交錯して表現されているが、
出来事だけを追ってみる分にはわかりにくいことはない。



ラフマニノフ自身が好きで好きで
彼女を想うだけで曲が泉のように湧き出てくる女性。

彼のことが好きで好きでたまらない
熱に浮かされているような女性。

後に妻となり
献身的に彼を支え続ける従姉妹。



才能があり、人気が出たばかりに
アメリカでたくさんの演奏旅行をこなすラフマニノフ。
演奏ばかりの生活に疲れ果ててしまい、
自分が満足できる演奏もできないような気がしてきてしまう。
作曲がしたくとも、10年間音が湧き出てこない…

家族にもあたり散らしてしまい、小路をさまようラフマニノフ。
そんな彼の気持ちが戻るきっかけになったこととは……




原題は『LILACS』
…そんなわけで「ある愛の調べ」というよりは
ライラックの思い出と家族愛、という印象。




特に印象に残ったシーンは
ラフマニノフの幼い頃の思い出の場所。

彼の曲と共に美しい風景が何度もでてくる。
絵画のように美しい風景は、
彼の曲がよりいっそう引き立てている。



彼の曲は色々な所に出てくるので、
サントラを聴いてみたいものだと思う。



スタインウエイの社員がロシア語だけで話し続けていたり、
アメリカ公演の観客がみんなロシア人のような雰囲気だったり
少々違和感を覚えなくもないが

とにかく筋を追いながら
淡々と映画から伝わる雰囲気を味わう映画なんだと思った。



私にとっては、あっという間の96分で
色々な彼の曲もダイジェストで聴くこともでき
ライラックの香りが画面から伝わってくるようで楽しむことができた。




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*ラフマニノフ ある愛の調べ*
{{{   ***STORY*** 2007年  ロシア 1920年代のアメリカ。ロシア革命を機に亡命した天才音楽家セルゲイ・ラフマニノフは演奏旅行で全米を回り各地で成功を収めるが、その心は鬱々としていた。幼くして一家離散の憂き目に遭いながらもピアノと作曲の才能を開花させた彼は今、望郷の念と多忙さから作曲に集中できずに苦しんだ挙げ句、これまで支え続けてくれた妻ナターシャにすら背を向けてしまう。そんなある日、郷愁を誘うライラックの花束が届... ...続きを見る
Cartouche
2008/05/30 00:42
「ラフマニノフ ある愛の調べ」
「Lilacs」2007 ロシア ラフマニノフと彼にまつわる三人の女性たちによる愛と憎悪のラヴ・ストーリー。 ...続きを見る
ヨーロッパ映画を観よう!
2008/05/30 21:54
映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』を観て
48.ラフマニノフ ある愛の調べ■原題:Lilacs■製作年・国:2007年、ロシア■上映時間:96分■字幕:太田直子■鑑賞日:5月10日、ル・シネマ(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:パーヴェル・ルンギン□脚本・製作:ミハエル・ドゥナエフ□脚... ...続きを見る
KINTYRE’SDIARY
2008/07/27 18:02
ラフマニノフ ある愛の調べ
天才ピアニストにして天才作曲家セルゲイ・ラフマニノフの、“あの名曲”は、こうして生まれた──すべてを捧げた初恋、短くも美しい恋、支え続ける愛──ラフマニノフの人生を変えた3人の女たち。『逢びき』から『シャイン』、「のだめカンタービレ」まで── 数々の作.... ...続きを見る
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2008/08/22 23:35
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